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宮部みゆき『レベル7』感想|二転三転する展開に引き込まれる長編サスペンス

💡一言紹介:息もつかせぬサスペンスミステリーの傑作

 本作は記憶をなくした若い男女が目を覚ます場面から始まります。

2人の腕には「Level7」という謎の文字があり、同じころ、ある女子高生の失踪を追う動きも進んでいきます。

別々に見えた線が少しずつ近づき、4日間の出来事が大きな事件につながっていく長編サスペンスです。

📖読んだ本

 レベル7(宮部みゆき)

📖『レベル7』のあらすじ

 見知らぬマンションの一室で目を覚ました若い男女。

彼らは一切の記憶を失っており、腕には「Level7」という謎の文字が刻まれていました。

室内からは大金の入った紙袋、血のついたタオル、そして拳銃が発見されます。

自分たちが凶悪事件に関与しているかもしれないと怯える2人は、少しでも手がかりを得るために逃避行と謎解きを始めます。

一方、同じ時期に家出・失踪した女子高生の行方を追うカウンセラーの視点が交互に描かれます。

「レベル7まで行ったら戻れない」―――。謎の言葉を残して失踪した女子高生。

一見無関係に思える「記憶を失った男女」と「行方不明の少女」。

そして過去に起きた猟奇的な殺人事件の真相が、スリリングな展開の中で一つに繋がっていきます。

物語は二転三転し、終盤は息もつかせぬサスペンスへと発展します。

🎬 『レベル7』の映像化データと見どころ

 2012年に平野俊一監督の下でTVドラマ化されております。出演者は、玉木宏、杏、瀧本美織、田中哲司、竜雷太、佐野史郎の豪華俳優陣です。大胆な改案により、原作のスケール感を更にアップさせ、現代が抱える問題に鋭く切り込む傑作です。

✒️『レベル7』感想と見どころ

序盤はテンポが遅めでしたが、記憶喪失の2人の正体と2つの時系列の関係性が判明してからは手に汗握る展開がずっと続き、夢中になってページを繰りました。

最後は大団円に終わり、最高の読後感でした。

物語の始まりは謎が多く先が気になってわくわくし、終わりでは真相が二転三転し、たくさんの謎を全部明らかにしていく爽快感があり面白かったです。

タイトルの意味が最後の最後まで分からない展開も印象的でした。

特に別荘での終盤は情報が一気につながり、一気読み必至の面白さでした。

一方で家族側の物語も印象的で、父親の一貫した行動がとてもかっこよく、物語に深みを与えていました。

サスペンスとしての緊張感と家族の絆の両方が心に残る作品でした。

最後には大どんでん返しもあり、楽しく読了しました。

単なる謎解きだけでなく、家族や人間関係のドラマが丁寧に描かれている点に、宮部みゆきらしさを感じました。

700ページを超える長編ですが読みやすく、サスペンスミステリー好きにはたまらない構成になっているので、とてもおすすめできる一冊です。

🎯印象に残ったポイント

・物語が二転三転する展開とスピード感。

・タイトルの意味がずっと謎で最後に明らかになる点。

・記憶喪失と失踪というテーマで物語が進行する点。

・バラバラに見えた物語が最後に一本につながる構成の巧みさ

👤 こんな人におすすめしたい!

・サスペンスミステリーが好きな人。

・どんでん返しのミステリーが好きな人。

・宮部ミステリーの面白さに触れたい人。

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