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東野圭吾『赤い指』感想|あらすじと魅力・見どころを解説

👉一言紹介
 幼女殺人を犯した中学生の息子を庇うため、認知症の母に罪を背負わせようと画策する両親の悲劇を描いた秀作。終盤に思いがけない展開を迎える。
👉読んだ本
 赤い指(東野圭吾)
👉あらすじ
 中学生の少年が、突発的に少女を殺害してしまいます。その遺体が住宅街で発見されました。中学生の両親は息子の罪を認知症の母に被せてしまおうとします。捜査上に浮かんだある平凡な家族。刑事の加賀が彼らの嘘を暴き、彼ら自身での自供を引き出そうとします。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は? 家族のあり方を問う加賀恭一郎シリーズの傑作です。
👉感想
 認知症の祖母、父母、息子の家族の事件です。犯人がわかっている状態からの話でしたが、トリックよりも家族間のストーリーが哀しくも切なく描かれていました。息子夫婦が自分を犯人にしようとしている企みを聞いてなお、呆けたふりを続けて気づいてもらおうとする祖母の健気さに涙が出ました。認知症の患者に関わった人でないと分からない描写が多々ありますが、それがとても細かく、奥深く描かれております。東野圭吾は人間ドラマを描くのが非常にうまいと感じました。特に、ラストの赤い指の意味が明らかになったエピソードには心を打たれました。

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👉印象に残ったポイント

  • 認知症の母に責任を押し付けようとする家族の悲しさ
  • 「赤い指」というタイトルの伏線回収の見事さ
  • 加賀刑事の優しさと洞察力

👉おすすめしたい人
・様々な親子関係の人間ドラマを読みたい人
・切なく、悲しい物語を読みたい人
・親の深い愛情に感動したい人
👉まとめ
ミステリーとしての完成度はもちろん、家族の大切さについても深く考えさせられる作品でした。派手さはありませんが、読後深い余韻が残りました。

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