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東野圭吾『真夏の方程式』感想|湯川と少年の交流を通して事件の真相に迫っていく感動作

一言紹介

真夏の美しい海辺を舞台に、湯川と少年との交流を通して事件の真相に迫っていく感動作。

親子愛、献身、生活の調和の保持など人間ドラマを考えさせられる作品です。

 

読んだ本
 真夏の方程式(東野圭吾)

 

あらすじ

 夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。

一方、海底資源開発計画の説明会に招かれた物理学者・湯川も、その旅館に泊まることになります。

翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかりました。

その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったといいます。これは事故でしょうか、殺人でしょうか。

湯川が気づいてしまった真相とは何でしょうか。やがて現地入りした捜査一課の美砂は、湯川に事件解決への協力を依頼します。

 

感想

ただの転落事故かと思われた事柄が、様々な紆余曲折を経て結果的に殺人事件に結びつくという構成です。

湯川と少年との間に生まれた不思議な絆が、切なくも希望のある物語になっていると思います。

登場人物たちはそれぞれ個性が強く、非常に印象に残りました。

一見関係なさそうな出来事が、一本の線でつながっていくような展開が見事でした。

少しずつ謎が解き明かされていきます。

その過程がとても秀逸で、ついつい続きが気になって、読む手が止められませんでした。

そして、読み進めていく中で全ての真相に気がついたとき、とてもびっくりしました。伏線回収の、最後にひっくり返す展開にはとても心を打たれました。

 

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印象に残ったポイント

  • 湯川が気づいてしまった真実に衝撃と悲しみを感じた点。
  • 子供嫌いの湯川が少年と微笑ましい交流をしている点。
  • 湯川の謎解きに加えて、「家族」とか「愛」が見事に描かれている点。

おすすめしたい人
・「家族」や「愛」に触れた作品を読みたい人。
・環境がテーマとなったミステリーを読みたい人
・「学び」の意義を理解したい人

まとめ
 トリック自体より、親子愛、献身、生活の調和の保持など人間ドラマを考えさせられる作品だと思います。

湯川の「君は一人ぼっちじゃない」の一言に、少年はどれだけ救われるだろうと思いました。

 

心に残る一冊をぜひ手に取ってみてください 
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