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東野圭吾『新参者』感想|あらすじと魅力・見どころを解説

👉一言紹介
 日本橋の人々の何気ない日常が、事件解決へとつながっていく構成が見事な作品。

👉読んだ本
 新参者(東野圭吾)

👉あらすじ
日本橋の片隅で、一人の女性が殺害される事件が発生します。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎でした。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びとです。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていきます。

👉感想
9つの章から成る一見短編集のように見える構成です。前半の章は殺人事件の核心とは距離がある下町の人情味溢れる話でしたが、章が進むにつれて核心に近づく話の運び方がとても見事だと思いました。それぞれの章に一見裏があり、殺人事件の真相には近付いていない印象を持ちながら話は進みます。しかし伏線はしっかり張られており、終わりの方に近づくと犯人や殺害方法が判明します。加賀刑事の洞察力、機転が組みひものように日本橋の人たちの人情を絡ませ、そして最後はひも解かれた素晴らしい内容だと思いました。特に読み進めていくうちに点と点がつながっていくエピソードには心を打たれました。

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👉印象に残ったポイント
・加賀刑事と日本橋に住む人々との交流がとても微笑ましく感じた点。
・加賀刑事の圧巻の捜査センスに脱帽した点。
・いろいろなストーリーが最後に一つにまとまる内容が秀逸と感じた点。

👉おすすめしたい人
・人の温かい人情に触れた作品を読みたい人
・加賀シリーズの醍醐味に触れたい人
・人間ドラマの作品を読みたい人

👉まとめ
 日本橋の各商店の些細なエピソードを犯人逮捕までつなげていく展開が本当にお見事だと感じました。これぞ東野圭吾作品という人間味あふれる登場人物とエピソードに感心しました。

 👉心に残る一冊をぜひ手に取ってみてください 
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・『祈りの幕が下りる時』の感想はこちら 

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